不動産物語

不動産売却について詳しく解説

【田舎物件】関東・中部・近畿地方





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本州では三大都市圏を基点として物件が流通します。いざ物件を購入しようとなると、どうしても自分が住んでいる近郊エリアの郊外やリゾート、農村物件に目がいくと思いますが、マクロな動きも押さえておきたいものです。

 

 

以下三ヶ所に分けて近年の動きを紹介します。関東地方でのこれまでの傾向としては、将来の定住にも対応したエリアはといえば栃木や千葉の供給地に人気が集中していましたが、開発地域の分散化が計られ始めているのが最近の傾向です。

 

 

全般的に北関東は緩やかな地形が続いていることもあり、農村の未造成地が多く流通しています。千葉は内房線よりも外房線が物件が多く、リゾート物件を狙うなら南側の方が供給量も多く、探しやすいでしょう。

 

 

九十九里浜周辺あたりは定住地としてもねらい目なのではないかと思われます。また、大型別荘分譲では那須のリゾートを筆頭に物件が頻繁に出回ってきています。もともとが流通リゾート物件といえば八ヶ岳と那須が2大スポットでしたが、近年はそうした傾向は徐々に薄らぎつつあり、他の地域のリゾート化も進行し始めています。

 

 

太平洋側の海沿いリゾート地域で目を向けたいのが伊豆です。価格が大幅下落しています。近時、地震の影響からか南端側の土地相場も落ち込みをみせていますが、長い目で見れば基本的に需給バランスの取れた地域でもあり、ロケーションも非常に優れた物件が多く、首都圏近郊の別荘地域としても昔からの人気地域です。

 

 

今、海沿いの物件を考えているのでしたら選択肢にぜひ加えるべきです。中部地方は農村風景を強く残した物件の供給量が最も多い地区です。とりわけ信州は農村物件、リゾート物件、個人別荘とも三大アルプス連峰が望める人気エリアで相場も安定しています。地域振興の点で、信濃の南側では地域レベルでの福祉事業も盛んになってきています。

 

 

リゾートやスキー場建設、温泉採掘も盛んになってきていますから、数年後を見据えた不動産投資という意味合いでこのエリアは狙い目です。本格的な農村物件を手に入れたいというのであれば、冬の雪の量は多くなりますが、北陸方向の物件を狙うとよいでしょう。

 

 

やや相場は高いですが、旧家屋としての程度が非常に高い出物が多く残っています。古民家のリフォームを前提にした本格的な日本的佇まいの物件を手に入れたいのであれば一考の価値があります。

 

 

その他では石川、富山、新潟といった日本海側エリアで大規模な農家物件で低いラインで400万円台前後から手に入る物件も出てきていますから予算と条件が合うのであれば考えてみるといいでしょう。(ちなみに富山県は全国でも一位の持ち家率で、80%を越えているのは有名)近畿地方は関東に比べると都市部からかなり近いエリアからでも本格的な田舎物件が出てきやすく、また、物件が出てから成約までの時間が短いのが特徴です。

 

 

 

都市近郊地域の農地転用を前提とした土地売買も徐々に進行してきており、最近の注目エリアといえましょう。ただ、リゾート物件は思うほど供給は多くありません。

 

 

滋賀の琵琶湖周辺や伊勢・勝浦方面は湖岸、海岸地域を好む客層に人気が高く、どちらも売地の坪単価にして10万円前後を目安にしておくとよいでしょう。一部の別荘地帯ではミニ開発も盛んですし、今後に注目したいエリアです。