近時、テレビ番組の影響などもあり、かつてのバブル時代のスキー場周辺などのリゾート地のマンションが数十万~数万円程度の破格の値段で売りに出されているケースがあります。 こうしたリゾートマンションはつい販売価格に目を奪われがちですが、注意すべき…
田舎生活を始めようとする人の中には生活の中に露天風呂を取り入れたいと考える方が多数いらっしゃいます。 温泉地に程近いエリアの物件や温泉付き物件を購入するなり取得方法はあります(中古流通物件の場合、温泉権という期間限定の利用権が含まれる。期間…
「田舎暮らしの楽しみは土いじりにこそある」とよく言われます。これから田舎暮らしを実践しようという読者の方々も自分の家の庭先で趣味の野菜作りを楽しみたい、といった方から大自然を相手に本格的農業に取り組もう、といったレベルの方まで様々かと思わ…
田舎暮らしをするにあたって、とりわけ若い世代の永続的な移住者であれば現実的な生活基盤として、田舎でどのように仕事をしてゆくのかという問題があります。 特に生活資金に支障のない年金生活に入ったリタイアメント世代以外の方や週末だけの田舎暮らしを…
田舎の空き家は地元でも一部の不動産業者は扱っていますが、一般には少ないです。可能性の高いルートは自治体の「空き家バンク」です。 これは不動産業者がほとんど存在しない過疎地で、定住を促進するために行なわれてきた取り組みで、近年は首都圏の市町村…
本章では不動産売買時の契約書(宅建業法上は37条書面と呼ばれる)について説明します。基本的に、契約当事者間でやりとりする金銭ルールの枠組みはこの契約書を取り結んだ段階で大枠が決まってしまいます。 先の重要事項説明書は購入契約前の物件そのもの…
田舎不動産には「地元値(地元相場)」という値段があります。これはその地域に長く住んでいる人、地元の人達から信用されている人等が、物件を紹介してもらう場合に、一般の人が購入するよりもはるかに安い値段で紹介してもらえる値段(相場)です。その土…
田舎物件には上記のような分譲地以外にも、山林や田畑などに全く手を加えず現況のまま売りに出す土地もあります。それが未造成地です。分譲地と比べると土地に手が加えられていない分、価格がかなり安いといえます。 坪1万円以下のものもザラで、全く手が加…
敷地面積に対する建築面積の割合を建ぺい率といい、敷地面積に対する延べ床面積全体の割合を容積率といいます。建ぺい率40%、容積率80%となっている200坪の物件であれば、平屋で80坪、2階建て以上で160坪までの家なら建てられるということで…
通常、都市計画の区域内・外の別を表示しています。区域内で用途地域(1種・2種住居地域、商業地域等合計で12種類ある)の指定があれば、その表示がされています。 大まかに説明すると、日本の国土は都市計画区域内(市街化区域・市街化調整区域・未線引…
通常、不動産の場合には表示単位として「㎡単価」や「坪単価」を用いますが、田畑や山林などの田舎物件の場合には面積が広いため、「畝(せ)」「反歩(たんぶ)」・「町歩(ちょうぶ)」という単位が使われることがあります。約3.3㎡で1坪、1畝は約3…
土地の場合、登記簿上の地目が表示されます。田舎物件では地目変更手続きをしないである場合など、登記簿上のこの地目と現在の現在状況とが異なる場合があります。 ただ、建物を建てる際の基本的な目安がここでわかりますから、現地を見る前の参考になります…
チラシや情報誌にはその物件の「売出価格」が表示されます。ただしここに記載されている金額はあくまでも希望売出価格なので値引きも十分可能です。 (手続き上の仲介手数料は含まれていません)契約交渉時にはこの「売出価格」から指値をいれて「成約価格」…
皆さんが田舎不動産を評価する際、どういう物件を選んだらいいのか、また、自分が選ぼうとしている物件が売出し価格に照らし合わせてはたして買い得な物件といえるのかという判断は難しいのではないかと思います。 そこで本章では、一般の素人の購入者が気づ…
都市部の不動産物件とは違い、田舎の不動産物件の値段(相場)はわかりにくい、という声をよく耳にします。特にこれまで不動産売買になじみのなかった人や田舎暮らしに縁のなかった人であれば無理もない事なのですが、これからいざ田舎不動産の売買の当事者…
さらに物件引き渡し後にも覚えておくべき事があります。購入時には不動産取得税、各年次ごとに固定資産税、都市計画税がかかってきます。 贈与を受けて住宅購入した人は、贈与の翌年に確定申告をしなければなりません。住宅ローン利用して購入した方は「住宅…
新築で抽選方式を採用している物件を除き、基本的に一般に出回っている流通物件は先着順で申込者の優先順位が決まります。 具体的には申込証拠金等を入れたり、買い付け証明等を記入して売り主と交渉してもらったりと、やり方は各社・取り引きケースに応じて…
一般的には情報誌に出てくるような都市部を中心とした物件というのは不動産業者の側にしてみてば、売れ残りのカス物件である傾向が強いのですが、こと田舎物件に関する限り情報誌の活用は有効だといえます。 都心に住んでいる方が遠隔地の物件の情報を効率よ…
一口に不動産業者と言っても、その形態はさまざまです。皆さんはこれから不動産業者と接するにあたって、その不動産業者とどのような関わり合いを持つことになるのかを認識してください。 特に初心者の場合、結構この辺は多くのお客さんが勘違いしやすい部分…
まず、あえていうまでもないのですが、これから田舎物件を前提とした不動産を購入しようという皆さんにとって、何はともあれ先立つものはお金です。 そんなことわかっているよ、と読者の皆さんからはいわれそうですが、現金(キャッシュ)買いをするにせよ、…
田舎不動産を購入するにあたって、皆さんは一般には不動産業者を利用することになります。不動産業者というと、「なんとなくとっつきにくい」、あるいは「いかがわしそう」といったイメージを持たれる方が多いのですが、今の不動産屋はそんなことはありませ…
田舎不動産での売買を経験してゆくと、通常の都市部の不動産取引売買とはまた違う田舎物件ならではの取引の形態に遭遇します。それが不動産業者とは違う個人ブローカーとの取引です。 田舎では地元住民で正式な免許・資格を持たない不動産屋まがいのブローカ…
ここで不動産の取引形態を整理しておきましょう。ときに、不動産購入希望者の中には、買い手である自分自身と不動産業者との関係が今一つわからないという状況に陥っている方がたまにいらっしゃいます。 Aの物件では販売代理、Bの物件では仲介、というよう…
物件の購入希望者が自分の希望地域の物件情報を得ようとする場合、分譲の建売別荘をはじめとする新築物件の不動産情報なら、売り手自身であるデベロッパーやその売り手業者から販売を委託された販売業者が各種メディア向けに打つ販売広告や売りだしチラシに…
中国地方で農村物件を狙うなら岡山県、広島県エリアを探してみるといいと思われます。流通量が多く、就業農家を考えている人にも適しているといえましょう。 四国は少し特殊な地域だといえます。海岸地域のリゾート物件は出物もありますが、それ以外となると…
本州では三大都市圏を基点として物件が流通します。いざ物件を購入しようとなると、どうしても自分が住んでいる近郊エリアの郊外やリゾート、農村物件に目がいくと思いますが、マクロな動きも押さえておきたいものです。 以下三ヶ所に分けて近年の動きを紹介…
とにかく広く安い土地を手に入れたいという方やマイホームがすでにあり、セカンド・サードハウス目的での購入を考えている人に適した地域です。 価格的には相対的に安いものが多いといえましょう。売り地の相場を紹介すると、北海道に限定していえば、道道沿…
A.一般の取引であれば、引渡し完了日より3ヶ月以内もしくは、売主買主間で取り決めます。 【解説】 1、概要 一般の土地戸建取引において、売買の目的物に通常の取引上の注意では発見できないような隠れた物質的欠陥があったときには、売主は※瑕疵担保責任を…
A.買主より頂く残代金は、取引内容によりますが、現金、送金、預金小切手となります。 【解説】 1、概要 買主より頂く、手付金残代金で全ての清算を行います。 金種というのは、一般には授受される通貨の種類を指しますが、不動産取引においては、現金(送金…
A.この場合、残代金決済時=物件の引渡し(鍵の受け渡し)の約1週間前が目安となります。 【解説】 1、概要 対象不動産が通常の住宅であった場合、買主は一般的には住宅ローンを金融機関で組みます。 最近の不動産売買契約では、住宅ローンの「事前相談」を受…